教えて 創業の先輩

Beisu bistro&café / 橋本 翼さん / 令和元年5月創業 / 三原市糸崎在住

経験いかし地元三原で洋食店オープン
和牛モモ肉ステーキやデザート好評
気軽に立ち寄れる街のセカンドホームに

Beisu bistro&café

「Beisu bistro&café」の事業内容は?

令和の始まりと同時に、三原駅近くにオープンし、フレンチやイタリアン、スペインなど欧州料理をベースとしたランチ、ディナーを提供しています。イチオシは、赤ワインソースでお召し上がりいただく和牛モモ肉のステーキ。下に敷くマッシュポテトとお肉、ソースの相性を評価いただいています。女性客の方に多く利用して頂いているので、話題にしてもらいやすいよう、最後に召し上がっていただくデザートは特に印象に残るようにと強く意識しています。中でもホワイトガトーショコラは評判です。ドリンクもノンアルコールを含め、今までの三原にはない味の提供を心掛けています。「気軽に立ち寄れる街のセカンドホーム」になれたらいいですね。

Beisu bistro&café

起業した動機は?

「いつかは独立開業を」と考え、カフェバーやイタリアン、スペイン料理、居酒屋など飲食業界で約14年の経験を積みました。一度は退職したカフェバーのオーナーから「やっぱり戻ってきてくれないか」とオファーを受け、再び勤務を始めましたが、その後「やっぱり地元の三原で自分の店をオープンしたい」と決心を固め、準備を始めました。

Beisu bistro&café

起業するための準備は?

広島の紅茶専門店に勤めながら、三原で物件探しをスタート。同時に事業計画作りにも力を入れました。まず金融機関が提供している事業計画書の書式を複数入手。「第三者に熱意が伝わる事業計画」を意識し、見つかった店舗の席数や回転数、原価計算から価格設定、地域人口や季節変動をもとに、厳しめの数値で3年間の売上予測を立てました。店舗改装では、前職時代のオーナーから紹介していただいた設備会社の協力で、初期投資も抑えることが出来、同様に士業の先生に金融機関を紹介していただくなど、それまでの人脈と経験が全て独立を後押ししてくれるような感じでした。コンクリートの外観がシンプルで、一見敷居が高そうな店舗ですが、入っていただくと皆さんゆっくりとお料理を楽しんでくださっていますし、カウンター席などは出張で来られた方が一人でも入りやすいと言って頂いています。

Beisu bistro&café

起業して良かったことは?

リピーターさんが増え、嬉しく感じています。新型コロナウイルス感染症の件は想定外でしたが、こういった状況でも顔見知りの方からテイクアウトのご注文をいただき、感謝しています。地元三原での開業を選んだ理由のひとつに、伝統や知名度を誇る飲食店が多く競争の激しい尾道を避けたつもり、ということもありますが、むしろ今は三原にこそ魅力的なお店がたくさんあることに気づかされ、刺激になっていますね。

Beisu bistro&café

起業を目指している人へ、メッセージを。

まず事業資金に余裕をもって借りることをおすすめします。選択肢も増えますし。そのためにはしっかりした事業計画をつくること。その前提として、自分はどうありたいのか、やりたいことをはっきりさせておくことがとても大切です。極端かもしれませんが「自分が死ぬまでに、どうなっていたいか」。それが確立していれば、他人の意見に流されることなく、必要な情報やアドバイスだけを受け入れることができ、スムーズな運営に近づくのではないでしょうか。ちなみに自分の夢は「ニューヨーク・ブルックリンで飲食店オープン」。夢に向かって、一緒に頑張りましょう。




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Beisu bistro&café

住所:三原市城町2丁目2-7 今日は晴れビル1F
電話:0848-88-9243
営業時間:
ランチ12:00-15:00(ラストオーダー14:00)
ディナー18:00-23:00 (ラストオーダー22:00)
ランチ営業のみ:月
ディナー営業のみ:水
定休日:火
Instagram:@tbs.1224
ホームページ:Beisu bistro&café