手作り肉まん・餃子専門店 福榮(フーロン) / 姜 艶艶 / 令和6年2月創業 / 三原市宮沖在住
中華まんと餃子 具は限界までたっぷり
生地も手作り 本場中国の味楽しんで
食を通じて人が集まる拠点目指す
手作り肉まん・餃子の専門店 福榮(フーロン)の事業内容は?
帝人通りで、中国出身の私が生地から手作りする、中華まんと餃子のテイクアウト専門店です。中華まんは、看板メニューの豚まんに、10種類以上のスパイスがスパイシーなカレーまん、甘さ控えめのあんまん、濃厚な自家製黒ゴマペーストが女性に人気のゴマまん。八角や山椒を効かせた豚まんが人気ですが、本当はカレーまんがイチオシです。餃子は、スタンダードな焼き餃子と、ぷりぷりのエビで味も食感もインパクトのあるエビ餃子の2種。どれも限界までたっぷりの具を包むので「味、ボリューム共に満点で、リーズナブル」と喜ばれています。最近始めた焼売も、おかげさまで好評です。
起業した動機は?
もともと料理好きで飲食店勤務経験もある私が、母からその味を受け継いだ手作り餃子を、同じ中国人の友達に食べてもらったところ、「すごく美味しいから、お店もできるんじゃない?」と言われたのがきっかけ。それが2年ほど前のことでした。その後も同様に何度か料理をふるまい、喜ばれる体験が重なる中で、自分が心から好きな「料理」を通じて「ほめてもらえる」「喜んでもらえる」ということに幸せと大きなやりがい、可能性を感じ、開業を決心しました。
起業するための準備は?
人通りの多い帝人通りの店舗は、インターネットで見つけ、すぐに不動産会社に連絡して昨年6月に契約しました。まちづくり三原には、商品価格の決め方や、お店の名前などについて相談し、アドバイスをいただけてありがたかったです。厨房機器は専門業者に手配してもらい、店舗のリフォームは、不動産会社が紹介してくださった内装業者さんが、今年1月から2月にかけて、丁寧な仕事で仕上げてくださいました。宣伝や情報発信に関しても、地元の広告会社や情報誌をご紹介いただき、集客につながっています。
起業して良かったことは?
オープン後2カ月ほどは、慣れない準備や大量の生地の仕込み、発酵の調整に加え、調理はもちろん片づけに追われた上、緊張も長時間にわたることから、身体もへとへとでした。それでも「とても美味しいから、お昼ご飯に」とたくさんお買い上げくださる近所の方や、「あんまんとゴマまんが、大のお気に入りだから」と週の営業日の5日のうち3日はご来店いただくお客様、そして「友達から話を聞いた」とわざわざ福山から買いにきてくれた方など、「嬉しい」を通り超して「感動」させてもらう毎日。お客様から元気をもらっています。
起業を目指している人へ、メッセージを。
それまで飲食店での勤務経験はありましたが、「開業」や「経営そのもの」のことになると知識もなく、とても不安でした。そこで「とにかく信頼できる人に相談に乗ってほしい」と、三原市を皮切りに、三原商工会議所、そしてまちづくり三原に相談したことで、心強いアドバイスをいただけました。ありがたいことに、開業をサポートしてくださる業者さんも、ご縁をもとに紹介で決まっていくもの。まずは「相談できる相手」を見つけてください。
手作り肉まん・餃子の専門店 福榮(フーロン)
住所:三原市港町1丁目5-21
電話:090-3172-1888
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日・日曜日
HP:https://www.google.com/maps/place/福榮(フーロン)