教えて 創業の先輩

キッチンかば / 竹本秀雄 さん / 平成28年7月創業 / 三原市東町在住

「安心安全でおいしいものを」の思い込めた
健康志向のおむすび・惣菜を販売。
味覚の純粋なお子さんの笑顔が嬉しい。
ママ友や高齢者にも喜ばれる味を。

キッチンかば

「キッチンかば」の事業内容は?

おむすびや惣菜、お弁当の製造販売です。おむすび2個と卵焼き、他に野菜中心の惣菜3品をセットにしたお弁当が人気。当初は単品での販売のみでしたが、お客さまの「いろいろ食べたい」との声からお弁当がメニューに加わりました。惣菜単品は小分けのパックで、女性や高齢者に喜ばれています。健康志向にお応えし、材料や調味料も吟味しています。

キッチンかば

起業した動機は?

三原にある実家の親の介護のため、横浜からUターンする必要があったことが一番の動機かな。私はパンなどの販売を行っている実家で育ちました。社会人になって食品製造から原料提供、資材卸、コンビニのスーパーバイザーと、食に関しては製造から関連資材を含めた問屋、小売りまで、一通りの職種を経験。初期投資が小さいこともありこの業態での起業を考えました。今の三原にはおむすび専門店がなく、市場をつくれるという狙いもありましたね。

キッチンかば

起業するための準備は?

店舗は実家から楽に通える場所に、と思っていました。店舗を借りたビルのオーナーが旧知だったこともあり、そのオーナーや地元の同級生から、内外装や設備、材料などの発注先を紹介してもらえたので、トントン拍子で準備が進んだという実感があります。メニューや味に関してはまちづくり三原の創業支援窓口へ相談に。専門家から助言をいただきつつ、自分の経験や思いに照らし合わせ、共感できる部分は取り入れながら、準備を進めました。

キッチンかば

起業して良かったことは?

当初の想定と違ってママのお客さんが多く、「スーパーの惣菜に手をつけないうちの子がここの惣菜は完食。レシピを教えて」「子どもの弁当のおかずにピッタリ」といった声が増えています。食べ物の味って、作り手の心理状況がそのまま表現されるんですね。「安心安全でおいしいものを」という思いで作った味を、味覚の純粋な子どもが「おいしい」と食べてくれた。本質を理解してもらえる味を提供できていることが嬉しい。ママ友や高齢者の間で口コミが広がり、大量の弁当の注文をいただくことも。今後も宣伝せずに口コミでじわり、を続けたい。

キッチンかば

起業を目指している人へ、メッセージを。

起業前にいろいろな人にアドバイスを求めるのはいいことですが、鵜呑みはだめ。答えは必ず現場にあるんです。アドバイスをひとつの基準としつつ「信じて疑う」の精神で、実際の現場に照らし合わせて右に行くか左にいくか…現場にある答えを手探りで探しながら、経営者としてのセンスを磨いていってほしいですね。




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キッチンかば

住所:広島県三原市城町1-21-11
電話:090-2800-3803
営業時間:6:30~14:30
定休日:日曜日